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14.07.25

ミチロウさんのサインから振り返るあの頃の音楽

ミチロウさんのサインから振り返るあの頃の音楽

押入れを整理していたら、奥から古い箱が出てきた。
その中から一つのサインが入った色紙を発見。
サインなんてもらっている自分に驚いたが、誰のサインかまったく思い出せない。
「道」という字が恐らく名前の一部であると思われるが、その下の字が解読不能。
必死に記憶を辿るも、いくら考えても思い出せず、諦めてしまおうとしたその時、奇跡の扉が開いた。
これは、あのザ・スターリンの元ボーカル、遠藤ミチロウさんのサインである。
そうだ、これはミチロウさんのサインだ!
1998年、、、もう今から16年も前のものか。。

ザ・スターリンは、80年代に活動していた日本のパンクバンドだ。
ライブで豚の頭や内臓が飛んできたり、糞尿を客にぶちまけたり、客の女性にあれを咥えさせたり、時には客席にイノシシを放ったという逸話もある。
ハナタラシのライブもしかり、なんだか凄い時代だったんだなと、当時は色々興奮したものだ。

ネットもまだ今ほど普及していなかった時代、、、例えば、当時かなり異色だった雑誌バーストを購入したりして、そんな情報を収集しまくっていたのも今となっては良い思い出だ。

スターリン、ルースターズ、そして今は俳優として知名度が高い陣内孝則が率いたロッカーズのメンバーが出演した石井岳龍監督の爆裂都市を見た時は、ただただ興奮した。
話の内容は、今となっては何も思い出せないが、冒頭に流れるバトルロッカーズ(映画内の架空のバンド)のセルナンバー8(第8病棟)はとにかく強烈で、それ以来今でも良く聞く程大好きな曲となっている。

そんな中、仲良くさせていただいていた地元出身のバンドであるアルマジロバンドが、ソロで活動中のミチロウさんとライブをするという情報を聞きつけ、京都のライブハウス都雅都雅まで足を運んだ。
このサインはその時のものだ。

生でミチロウさんのライブを見れるのが嬉しくてたまらなかった。
実際目にしたライブは、それはそれはおどろおどろしくあり、正に狂気に満ちていた。
当時様々なライブを見てはいたが、初めて歌を聞きながら気持ち悪くなった。
実際、数人が気分を悪くし出て行った。
《父よ、あなたは偉かった》、《お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました》は、今聞いても正直怖い。
特に、お母さん~のギターリフはとにかくかっこ良いのだが、同時に恐ろしい程に不気味である。
ある意味、曲の破壊力が半端ない。

なんだか、サイン色紙一枚で色んなことを思い出す。
バンドもやっていたし、ほんとに音楽が楽しくて、色んな音源を発掘するのが幸せだった。
アンダーグラウンドなインディーズバンドばかりではない、J-POPと呼ばれるものにも良い曲がたくさんあった。
とにかく、今と比べ音楽シーン全体が盛り上がっていたように思うのは気のせいだろうか。。

今はバンドもしていないし、音楽の最前線(常に新譜や新たなバンドを発掘しているという点)からはほど遠いところにいる。
でも、ふと偶然耳にした新鋭のバンドの音源が自分好みだった時、やはりワクワク感は生まれるものである。

若い頃のような必死さと情熱は少し薄らいでしまったが、音楽は、やはり自分にとってとても大事なものであるという気持ちは今も変わらない。

ミチロウさん、あの頃を思い出させてくれてありがとう。

Just Like a Boy !

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