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14.02.25

憧れの雑誌RAYGUN

憧れの雑誌RAYGUN

15年程前、デザイナーとして働き始めた頃、自分にはこれといって目指すデザインがなかった。
とにかく新聞の広告や、チラシ広告を上手に作れるように日々黙々と仕事に励んでいたように思う。
そんな中、休みを利用して東京を訪れた際立ち寄った新宿の本屋で、自分の目指すデザインを決定づける衝撃の雑誌に出会った。
それが音楽とアートの融合とも言える革命的なロック誌『RAYGUN』だった。
所謂タイポグラフィと呼ばれる文字を扱ったグラフィックデザインはまさにかっこいいの一言だった。
もはや図形のように扱われたかすれて汚れた文字群とアーティスト写真で構成された誌面はアートそのものだった。
創刊当初からADだったデヴィッド・カーソンは元プロサーファーで、しかも教師。
スケートボード雑誌のADとしての経歴もあり、その頃丁度メロコアを好んで聞いていたことも相まって、そんなバックグラウンドにも強く影響を受けた。
それ以来デヴィッド・カーソンは、自分にとっての憧れのグラフィックデザイナーとなり、RAYGUNはデザインのバイブルとなった...。

ま、そんなかっこいいデザインに出会ったのは良かったが、現実の仕事は新聞の広告やチラシ制作を繰り返す日々で、その世界観を活かせる舞台は皆無だった。
それがほんとに切なかったのを覚えている。

そんな昔を思い出し一つ感じたことがある。
やはり、自分が目指すものに出会えたなら、それを突き詰めることのできる次のステージへ進むべきだと思う。
後悔先に立たずだが、結局私は目指すものがありながら、それ以降も長きに渡りその会社に居続けた。
あの時点でもしあの会社を飛び出していれば、今ここにいる自分はどこまで成長できていたのだろうかと思う...。
野心のある若者の皆様方、私のようにならぬよう気を付けていただきたい。

、、、ま、そんないらぬ悲しい思い出までも甦らせてくれるのが、偉大なる雑誌RAYGUNなのである。

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